CONTINENTAL

TECHNOLOGY

TPI
1インチ四方あたりに使われている繊維数のことです。
この数値が高いケーシングは繊維1本1本が細く、相対的にしなやかなケーシングとなります。逆にこれが少ない場合には使用されている繊維が太いため、相対的に硬くて強度の高いケーシングとなります。ちなみにGP4000では3レイヤーでこのケーシングを使用しているため、1インチ四方辺りに330本の繊維が使われていることになりますが、"しなやかさ"という点では特に優れています。
ブラックチリコンパウンド
タイヤコンパウンドを形成している素材の大部分はラバー素材ですが、タイヤとして使用するためには多くのカーボン粒子が含まれていなければタイヤとしては正しく機能しません。 コンチネンタルではこれまで使用されてきたカーボン粒子の約10分の1の大きさしかない"ナノカーボン粒子"を自転車用タイヤに使用したコンパウンドラバーを新たに開発し、ロード、MTBの各ハイパフォーマンス・タイヤに投入しました。これまでの10分の1しかない粒子はベースラバーが本来持っているしなやかさを妨げないため、路面に触れた瞬間にその形を触れたものの形に合わせて変化させることで高いグリップ力と低い摩耗抵抗の両方を実現しました。
ベクトランブレイカー
ベクトランは液晶ポリマーにも使用されている化学繊維で、アラミド繊維よりも硬く、スチールの5倍という引っ張り強度を持っています。ナイロンの耐パンクシートと比較しても軽量なこのテキスタイルを、コンチネンタルでは耐パンクシートとしてロード用ハイパフォーマンス・タイヤに採用しています。
ポリエックスブレイカー
柔軟性に富み、温度変化による硬度変化が少ないポリウレタン素材を使用した耐パンクシートです。長年に渡って4輪車用タイヤに採用されてきた実績があります。
デュラスキン
ポリアミド繊維を網状に編んだテキスタイルを組み込んだ特殊なケーシングを外側に装備しています。独自の製法により、これを持たない同じタイヤとの比較では、重量増をわずか10g(グランプリ4シーズン 700-23C)に抑えることに成功しています。
セーフティシステム
丈夫なナイロン繊維を編み込んだテキスタイルを耐パンクシートとして使用しています。コンチネンタルではその強度をより高めるためにポリアミド繊維でシートを補強しています。トレッドとケーシングの間の広範囲に装備されているため、タイヤ全体の剛性を高める事でタイヤの寿命伸長にも効果が期待できます。
TPS (タイヤ ポジショニング システム)
フロントタイヤ、リアタイヤにそれぞれ異なるサイズ、コンパウンド硬度、トレッド断面形状を採用しています。 フロントタイヤには正面から受ける空気抵抗を最小限に抑えつつ、意のままにバイクをコントロールすることのできるトレッド形状を持つ22Cという細身のサイズを採用。 より負荷のかかるリアタイヤには、路面からの衝撃を効果的に吸収する24Cサイズを採用しています。
スーパーソニック
最高の性能と品質を保ったまま、使用する全ての素材を妥協無く軽量化して生まれた軽量レーシングタイヤの総称です。ヒルクライムレースやクロスカントリーレースなど、タイヤの軽さが求められるレースにおいて最高のパフォーマンスを発揮します。
レーススポート
高密度3レイヤー・ナイロンケーシングを採用しながら、軽量ケーシング・テクノロジーとして知られるSupersonicと同等の軽さを実現しました。スーパーソニックと比較し、約30%切り裂きパンクに強くなっています。
プロテクションテクノロジー
外的要因によるタイヤへのダメージを抑える高密度4レイヤー・ナイロンケーシングを採用。新たにチューブレス・レディ対応のベースレイヤー&ビードを採用しており、チューブレス・レディ剤の使用量を最小限に抑えることが出来ます。